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 収納は多いほどイイのか?{ エフエープロデュース}  
収納再考

多いほどイイのか?
 ©fa-produce    

相対関係にある収納と床面積。


10畳相当の部屋に2畳相当のクロゼットを設ければ、人が暮らす面積は8畳相当に減ってしまう。
収納を増やせば増やすほど、人が暮らせるスペースはどんどん減ってしまうことを忘れてはいけない。

現在の家づくりは収納面積が多いほど「良い家」というおかしなことがまかり通っているようだ。
大きな冷蔵庫に買い替えても、アッという間に庫内は以前と同じギューギュー状態になるのと同じで、
収納も数や面積を増やしたところで、暫くすれば以前と同じ状態になってしまう。
だから収納問題を解決するには、先ずは家の中にある不用品を思い切って処分することから始めるべきだ。

「そんなモッタイナイ」というより、
不要なモノを際限なく買い漁ったあなたのライフスタイルを見直す絶好の機会ではないか。

ヒトが快適に暮らせる。

使わない、もしくは使わないかもしれない・・
そんなモノのために、あなたはクロゼットを作る費用と面積を使うのだろうか?

しかも人が暮らすための床面積を削ってまで。
でも言うが易しの例え通り、モノに溢れた暮らしにすっかり慣れ切っている現代人が
そう簡単に身の回りの不用品を、易々と処分できるはずはない。
だからヒアリングの時はいつも揉める。それも相当な激しさで・・(!)

愛想笑いの得意なケンチク営業マンなら、「収納を減らしなさい・・」などと
そんな住まい手が不機嫌になることなど、口が腐っても言わないだろう。

でも住宅事情のキビシイ都市部において、不用品を収めるための面積はどこにも残っておらず
そんな場所に面積とコストを配分するくらいなら、口角泡を飛してでも
私は適切な収納量を提案する。

エフエープロデュースの対応

現代において収納面積、場所を減らすことは容易くはないだろう。

でもつくり手と住まい手は力を合わせ、この難題を解決する必要は絶対にある。
つくり手は衝突を恐れず、住まい手のライフスタイルと価値観に照らし合わせ
最適な収納の場所と面積を勇気をもって提案すべきだ。
また収納をクロゼットだけに頼らず、劇的な解決策も必要になる。
その手段は間取りの一部を変更したり、あるいはどこかのエリアと収納を共有化するなど、
考えれば方法は幾通りもあるはずだ。

住まい手には冷静にライフスタイルを見直し、潔くモノを減らす努力が求めらる。
特に衣料や食器、レジャー用品は劇的に減らすことが可能なはずだ。

シンプルライフは多くの住まい手が望む要素だけれど、モノを減らすことは最も近道のはずだ。
モノに支配されない暮らし、心地よさを、
どうぞ一刻も早く体験して欲しいと願う。
それができれば、きっとあなたの暮らし方、美的センスは大きく変化するに違いない。
もちろん良い方にだ。

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