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 今を愉しむ家 { エフエープロデュース }  
今を愉しむ家づくり


あまり先のコトばかり考えず・・

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今を愉しむ家づくり

今を愉しむ家?と聞くと、怪訝な表情になるひとも多いはず。

なにしろ家は一生一度の大きな買い物だから、慎重になるのはしかたがないところ。
でもあまり深読みしすぎて、今実現したいことを犠牲にしてまで
未来に投資していないだろうか?

子供のために用意した立派な子供部屋もやがては物置と化し、
お嫁さんを迎えることを想定してこしらえたキッチンも当てが外れ、
残された夫婦には無用なスペースだけが取り残されている。
という家づくりの様を、これまでイヤというほど目にしてきた。

だからこそ、今を愉しむことを最優先に家を創ってほしい。
先のことばかり考えるあまり、今を生きることを我慢、もしくは諦めて創られた家が
将来を明るく、愉しくしてくれるはずがないと思う。

今を愉しもう。

家づくりに「将来」という不確定要素を持ち込む最大の原因に子供のことがある。
ふたりいる子供のどちらかが家に残るに違いない。
あるいはひとりっ子だから必ず親と同居し、面倒を見てくれるだろう・・・と。

でもこれまでの経験上、それらの目論見がうまく進んだ住まい手を思い起こすことができない。
極めてプライヴェートな内容なので、不特定多数が閲覧するサイトでこれ以上は説明できないけれど、
だとしたら、やはり夫婦の価値観、実現したいライフスタイルを家づくりに反映すべきだ。
それも今夫婦がお持ちの価値観&ライフスタイルを基にするというのが家づくりの大前提に思う。

今だけを重視するといっても、例えばバリアフリー化だとか安全性だとか、
あるいは保持が負担にならない低メインテナンス性を考えることは必須だけれど、
そんなことはあなたが心配することではなく、作り手が当然のように配慮すること。
あなたはお愉しみだけを家づくりに盛り込むべきだ。

そんなこと物理的にできるわけがないとあなたの家づくりの担当が早々にギブアップするなら
家づくりの担当者の能力を疑う必要があるかもしれない。
家づくりは計算だけで創られるものでは断じてなく、
そこに暮らすひとの価値観、暮らし方(ライフスタイル)を重んじてというより
最大限反映して創られるべきで、これに例外などあるはずがない。


今を愉しむ家

価値観やライフスタイルに則って家を創るといっても、
これまで住宅メーカーの展示場やカタログばかりが家づくりの最善策と考える人にはピンとこないだろう。

例えばこんなご夫婦がいらっしゃる。
家づくりを考え始めたのは40歳台。ご夫婦にはふたりのお子が既に居たから
家づくりを考え始めたとき、一瞬跡取りのことを考えたらしい。
でも冷静に老後の暮らしや、ふたりの子供のキャラクターを考えているうち
”考えるのヤ~メタ・・”となったらしい。
最初のヒアリングでそのことをご夫婦から聞いた時、「なかなかヤルナ・・」と思ったことは事実だ。

LDKなどと場所に制約を持たせず、大きな空間としてそこを夫婦のためのライブラリーとした。

一角には料理を作る場所、食事をする場所を添わせ、無類の読書好きのご夫婦のため
一面にライブラリの書棚を用意し、そこにはクラシック好きの奥様のために上質なオーディオも仕込んだ。
ときにはパソコンで資料を調べたりするから傍にはコンソールデスクも仕込む。
照明も大切な演出で、ご時世だからすべてLEDにしたものの間接、直接照明で構成し、
必要な場所に必要な光量を届けるけれど、それ以外はシャドウに落とし、陰影も忘れない。

果たして・・、ご夫婦優先主義で創られた場所のはずが、快適な場所は子供にも快適な場所らしく、
家族は昼も夜も多くの時間をこのひとつの空間で過ごすようになった。
便宜的に2人分の子供部屋は用意したけれど、苦心惨憺して誰も思いつかないほどのミニマムな空間とし、
しかもふたりの子供のベッドまで設えてある。
その便宜的な部屋は将来は隣室の主寝室の拡張のために簡単に取り壊せるようにしておいたが
子供たちが巣立った今もこの場所はそのままにしてある。

理由を聞けば、たまに子供が遊びに来た時に泊まれるように残してあるとのこと。
そのうち子供も来なくなるだろうが、今度は孫たちがこの部屋のゲストになるのだろう。

さぁ、あなたが現在イメージしている家づくりと比べていかがだろう?


老後の楽しみは家にある(!!)

子供が巣立った後の夫婦のお愉しみは、旅行ばかりではない。
ムリヤリ押し込まれてタイトな旅程を消化するのもアリだろうが、
でもそれらで愉しめるのは人生の中のほんの一瞬でしかない。
我が家も旅に出るのは大好きだけれど、それが夫婦のお愉しみのメインではない。

夜な夜なそれぞれの趣味を楽しんだり、時に静かに読書に没頭したり、イイ音楽に酔ったり、
少し豪華な食材を少しづつ、でも多くの種類を楽しみながら呑んだりと、
家の中でのお愉しみを挙げたらキリがないほにどある。
そういう暮らしの中では感性も敏感になり、
季節ごとに逢いたい食材や景色が自然と浮かぶはずで、その時旅に出ればイイ。

それもこれも日々の暮らしを過不足なく、快適に過ごせる家があってこそ。
なにも豪華である必要はまったくなく、コンパクトな家であっても
家の中がイチバン愉しい。
そう思える家は、長いようで短い人生にはどうしても必要なはずだ。

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