安物買いの・・

現在休止中の横浜拠点はマンション内にありました。

かなり大きなマンションなのでゴミの分別場所も相応に大きく

中でも「粗大ごみ」のスペースは圧巻で、特に多いのがソファとダイニングセットの廃棄物。

ダイニングセットはいずれ取り上げるとして、今回はソファの話題。

廃棄されているソファをよく見れば、例外なく表皮は擦り切れていたり

内部のウレタンが表に飛び出しているモノも多くあります。

最近はネットやホームセンターなどでも安価な家具が販売されていますから

もはや家具も Scrap & build と化しているようですが

かつての日本では嫁入り道具に家具は必須であり、その家具は大切に代々使われてきたはずで

現在のように安価な家具を短期間のうちに入れ替えるということはなかったはずです。

年数を重ねた家具は相応に味わいが増し、また愛着も湧いてくるものです。

良質なソファはきっとあなたを幸せにしてくれるはずです。

良い家具といつまでも。

一生モノになり得る資格。

とはいえ、ホームセンターや安価なネット家具が一生モノになるとは思えません。

中でも人気第一位のソファならなおのことです。

ソファの快適性を図る目安について幾つかお話しします。

  • 座面の奥行き寸法
  • クッション.ストローク
  • 背もたれの高さ
  • 表皮/スキンについて

①座面長について

背中を伸ばした姿勢で座るチェアと違い、ソファは少しルーズな姿勢で座るアイテムです。

そのためには適切な座面長 ( 奥行き ) が必要で、安価なソファの殆どは座面長が不足しています。

ここが短いとお尻が座面から落ちてしまい役を成しません。

ソファがあるにも関わらず床に座り、ソファを座椅子代わりにしている光景をよく見かけますが

これも座面長が不足しているソファを使用している場合が殆どです。

長い座面は背中を起こして座るとき少し不便ですが、そんな時は背中にクッションを追加、

こうすることでルーズに座るときも背筋を伸ばして座るときも、どちらにも対応できます。

映画のワンシーンでソファに大小のいくつものクッションが置かれた場面を見ることがありますが、

これが本来のソファの使われ方で姿勢を正す時も、ルーズに寛ぐ時もクッションを加えることで

座面長のチェックをソファを選ぶときの最重要チェックポイントで、ここさえ外さなければ

そのソファはあなたと長く暮らしを共にすることができるはずです。

②クッションストローク

座るとクッションは体重を支えるため少なからず沈み込みます。

この沈み込む長さをクッションストロークといいます。

座面のクッションが固い場合、総じてストロークは短くなる傾向にありますが

個人的にはベッドもソファも柔らかく、たっぷりとストロークがある方が好きです。

このストロークを左右するのはクッションの出来次第となります。

安価なソファの場合、ウレタンフォームのみでクッションは構成されていますが

このタイプはわりと早い段階でストロークを失い、底突き感が目立つようになります。

faporduce では多くの住まい手に Boconcept 社のソファをお勧めしていますが

内部のクッション素材はウレタンの他にもダウンやフェザー、ファイバーボールなどを

複合的に使用し、最後にSバネがあなたの体重を支えてくれます。

ウレタンだけ使用しているソファに比べ耐久性は段違いで、いつまでも座り心地はフンワリ、

座る度に豊かなクッションストロークを楽しむことができます。

③背もたれの高さ

背もたれの高いハイバックタイプと、低いローバックタイプに大別されます。

背もたれが高く、頭までスッポリと包み込んでくれるハイバックタイプと、

背もたれの低いローバックタイプがありますが、個人的に好きなのはハイバックタイプ。

かなりルーズな姿勢で寛いでも、しっかり首から上を支えてくれ幸せな気分に浸れます。

でも最近はローバックの方が多いようですが、LDKが一般化した現在、

例えばソファ越しにテレビを観るなんていう場面ではローバックの方が有利かもしれません。

お好みで選んで構わないと思います。

④ソファの表皮

ソファの表皮 ( スキン ) はレザーとファブリックに分かれますが、お勧めはやはりファブリックです。

レザーは少しべたつく感じがあり、動くと革の擦れる音が耳障りに感じます。

かつてのロールスは運転手が座る席はは丈夫なレザー、

ご主人やゲストを乗せるリアシートはウールで設えられていました。

酷使される座席はレザー、大切なゲストはウールで優しく迎えるというのはさすが女王陛下の国。

という時代があったことを思えば、表皮の選び方にも変化があるかも知れません。

ブランドによっては表皮をレザー、ファブリックのどちらからでも選ぶことができますが

ここでもやはり当たりの柔らかなファブリックを個人的にはお勧めしておきます。

お勧めブランド

Boconcept : CENOVA

この画像からもたっぷりとした座面長が
見て取れると思います。背面はローバック。
丸みを帯びた座面が豊富なストロークを
物語っており、しかもそれが長く続くのが
このブランドの大きな特徴と言えます。

https://www.boconcept.com/ja-jp/

住まい手に様々なアイテムをご紹介している以上、特にソファや家具など、

高額でしかも新築の際必ず選ぶであろうアイテムは、実際に購入してみる必要があります。

ご紹介の Boconcept は faproduce を設立した2000年当時、拠点のすぐ近くに店舗があり、

そのデザイン性に強く惹かれたため購入し今も使用中です。

その後いくつものソファが我が家に収まりましたが今も使い続けているのは Boconcept のみ。

見かけに騙されて粗悪品を購入してしまったり

日本製の表示を信頼したものの、僅か3年ほどで内部のウレタンがヘタってしまったりと

貧乏くじも数多く引きましたが、いつも変わらず我が家に収まるソファは Boconcept のみ。

もう20年以上も Boconcept を使い続けていますが、未だにシャンとしたストロークは健在。

さすがにファブリックは少しヤレてきて、張替えの必要を感じていますが、まだまだ使うつもりです。

我が家はソファの他にベッドやWチェストなど、他にも Boconcept のアイテムがありますが

どれも20年選手ばかりですが未だに買い替えの必要性を全く感じず、まさに一生モノとしての資質十分です。

当時はそれほど店舗展開は多くなかった Boconcept ですが、今や企業規模はすっかり大きくなり

それにともなってプライスはややお高くなってしまいましたが、今も安心してお勧めできるブランドに

変わりはありません。クロゼットの普及につれ、家具は次第に行き場を失った感がありますが

一方でかつて家具は「調度品」と言われたように、インテリアを整えるのに重要な役割を果たし

なによりも永く使うことで暮らしは一層豊かなものになるはず。良いものを末永くご使用ください。

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